最近、よく飲んでいます。
いや最近とはいわず、いつものことかもしれませんが
その中でも特に「ジン」にハマっています。
ジントニックやマティーニなどのカクテルで使われる、あの蒸留酒の「ジン」です。
ストレートやロックより、どちらかというとカクテルで飲まれることが多いですよね。
レセプションとラウンジ、そしてバーも25階にあります。
ちょうど夕暮れ時、25階まで上がるガラス張りのエレベーターからは、ほんのりと暮れかかった空と都会のビル群が美しく見えました。
都心のビル、高層階からの眺望は大好きです
バー「ザ ソサエティ」はラウンジを突っ切った奥にあります。
窓際の席からは見事な景色が眺められます。
高所恐怖症の方はちょっと怖いかもしれませんが。笑。
まだ早い時間だったので、カウンター席は誰もいませんでした。
暗くなりかけた、うっすらとした空の光が少しだけ店内に差し込んで、完全に夜になりきっていないぼんやりとしたこの時間、この空間が好きだったり。
光るカウンターも相乗効果で神秘的な雰囲気を醸し出していました。
さて、ここで“ジン”を飲み比べすることに。
ちょっとハイクラスな“ジン”の中で代表的なボトルを3種類。
右から、“ボンベイ・サファイア”、“タンカレー”、“ヘンドリックス”です。
“ボンベイ・サファイア”は以前、好きでよく飲んでいました
若い頃、“ジン”といえば勝手に“ボンベイ・サファイア”が高級だと思っていた時があり、ちょっとかっこつけてバーでブランドを指定してロックを頼んだりしてました。笑。
ところが最近、“ジン”にはもっと種類があり、しかももっとハイレベルなブランドもあり・・・しかも味も全然違うと知り、どうしても飲み比べたいと思ったのです。
ちなみに、上記3種類は右から左に金額が少しずつ上がっていきます。
香りが立つグラスで、ストレートで味わいを確かめました。
英国産の“ボンベイ・サファイア”は、9種類の香料と植物が加えられて作られています。
もともと好きだったので、飲みなれた、上品で飲みやすい味。
同じく英国産の“タンカレー”は、これもメジャーではありますが、あえて指定して飲んだことはなかったかも。
一番ジンらしいツンとした味わいがありました。
11種類の香草や薬草などのボタニカルに、バラの花びらとキュウリのエキスを入れて仕上げているそうです。
“ジン”といえば、強めのツンとした飲み口がある印象ですが、これは柔らかくてまろやか。
今までの“ジン”のイメージを覆しました。
この3種類だけでも飲み比べると、味が全然違うのに驚きました
ウイスキーに味がいろいろとあるのと同じように、“ジン”にもこんなに違いあるなんて、勉強不足でした・・・
他の“ジン”とはかなり違いのある
“ヘンドリックス” で、次はカクテルを作っていただきました。
まずはジントニックを。
最後にキュウリのエキスで仕上げているヘンドリックスは、キュウリを刺すのが定番だとか。
しかもトニックウォーターには、最近注目の“フィーバーツリー”を使って。
今まで飲んだことがない、なめらかで優しい味わいのジントニックでした
しかもキュウリがこんなにマッチするなんて!!!
これだったら何杯でも飲めてしまいそう。
次に“ラモス・ジンフィズ”を。
これはクラシックなカクテルで、“ジンフィズ”の原型と言われているそうです。
生クリームや卵白を使った、手の込んだカクテル。
卵白を泡立てているので、見た目ミルクセーキみたい。
味も優しくて、アルコール感が少ないので飲みやすい。
お酒が苦手な人でも、好きになりそうな感じ。
次は“ホワイト・レディ”というショートカクテル。
名前が素敵ですね
パリで1920年代に生まれたという、これもクラシックなカクテル。
最後に“ドライ・マティーニ”をいただきました。
“ドライ・マニーティ”というと、やはり思い出すのは、アメリカのドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」でしょうか。笑。
“ドライ”が付くか付かないかの違いは、“ジン”と“ベルモット”の割合の違いだそうですが、突き詰めると、ほぼ“ジン”のみで作って“ベルモット”は香りを漂わせる程度ということもあるとか。
そういえば、先日観た映画「キングスマン」で主人公が忍び込んだ某所でカクテルをオーダーするシーンがあるのですが、「マティーニをウォッカではなくてジンで、ベルモットはくぐらせる程度に」とすまして言っていたのが印象的でした
(ちょっとセリフが完璧ではないかもですが・・・)
けっこうアルコールはキツいです。
でも一番“ジン”の違いが出るのは、やはり“ドライ・マティーニ”でしょうか。
ちなみに、もっとメジャーで手ごろな価格帯の“ジン”も並べていただいたのですが、こんな感じ。
“ゴードン”と“ビーフィーター”は、どちらもよく知られていますよね。
そして、最後の最後に、一緒に行った方が今気になるカクテルということで、こんなのもいただきました。
“エリクシールメール”という“ブラッディメアリー”をツイストしたカクテル・・・だそう。
初めて過ぎて、よく理解できていないのですが。笑。
ちょっとスパイスが強めに効いてましたが、確かにトマトの味わいも感じられて、美味しいカクテルでした。
それにしても、新しいことがたくさん発見できた飲み比べでした
けっこう飲みすぎでしたけど、それもいつものこと
このまま、しばらくは“ジン”にハマり続けそうです。
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